ノーリスクで独立!?

冷徹になれ

「友人・知人を回る活動スタイルの商売」で、独立する場合。
あるいは。
前職のお客様を抱えたまま、
「顧客を新しい(自分の)お店に誘導してくる形」
で独立する場合。

まず、必要なのは「思いきり」。

独立直後は、時間との戦い。
今まで、経理や総務がしてくれていたシゴトも、
みんな経営者にのしかかります。

そこで。
思い切って「40%」のお客様を、後回しにしましょう。
もちろん。人としてのエチケットを欠かすわけでは、ありません。
ただ、積極的なプロモートをしない、ということです。

そして。
経営の「ぶれ幅」を生むのは、ズバリ「30%」のお客様。

「○○さん、がんばれ!!
 応援してるよ!!」

と声をかけてくださるけれど、
その商材自体に興味がない、などの理由で
財布を開いてくれることはありません。

そこで。
思い切って「30%」のお客様も、後回しにしましょう!!
【ビジネスとプライベートは違う】のです。

ここが!!
ここ、こそが!!

新しい、ビジネスの「分かれ道」。
【ビジネスとプライベートは違う】という感覚を、どこまで持てるか。
【前職のお店と今の自分のお店は違う】という肌感覚を、いつ持てるか。

このことは、どれほど強調してもいいぐらい、
大切な大切な、ポイントです。

そして。
なによりも【無限の広がり】をもっているのが、「20%」の方々。

アナタに興味はなかったけれど・・・。
別に、この店でなくてもよかったけれど・・・。
でも、財布のヒモを開いてくれた方。

この方は、また何度でも開いてくれる可能性があります。
なぜか!?
商材そのものに、興味を持っているからです!!

独立。
それは、不安なもの。
気持ちが揺れます。ココロが揺れます。

人間はキカイではありません。
だからこそ独立直後の経営者は、ややすると前職の、
たいして太い取引があったわけではないけど、仲がよかった出入り先。
つまり「30%」の人たちに挨拶に行こうとしがちです。

それも、一度といわず、二度三度。

でも、そこはグッとこらえて
「財布をひらく方」を、増やす呼び込む、拡大する。
その作業に没頭したほうが、早く経営が軌道に乗るようです。

そして・・・そして・・・そのほうが。

「30%」の方たちが、結果的に
お客様として、商品購入に来てくださります。

これは「皮肉なこと」ですが、「不思議なこと」ではありません。

前職時代の、お店や、会社や、担当の、
理念やモットーを愛してくれた・・・かつてのお客様。

その方々は。
「一人前」になった、アナタから商品を購入したいのです。
早く「一人前」になってくれよ、と思ってくれているのです。

だからこそ。
まるで申し合わせたかのように、「ある時期」になると
昔のお客様が戻ってきてくれた、という経験をするのです。

そのためにも。
経営の「ぶれ幅」を減らして、早く【独(りで)立(てる)】ように
したほうが良いようです。

独立は、時間との勝負。
ゆめゆめ、お忘れなく・・・!!