ノーリスクで独立!?
2009/07/01
保険屋さん・・・特に外資系の生保会社は
まずはじめに「友人・知人」を回らせます。
前の会社の先輩、学生時代の後輩、
近くに住む親戚まで。
そして、その提案内容や保険商品を
気に入ってもらって、加入してもらう。
さらには、従来型の保険会社との違いを「見せつけ」て
感動していただき、次のお客様候補を紹介してもらう。
このサイクルで提案活動にいそしむべし、と
教育部から指導されます。
ですが・・。
会社指導の提案マニュアルと、
実際の友人たちの反応の、違うこと違うこと!!!
「ええ!!
オマエだけは、必ず加入してくれると思っていたのに~!!」
などと、十年来の親友から拒絶されることも、しばしば。
いやもう・・・トボトボと重い足をひきずるようにして、
深夜の電車に乗り込むときの、つらいこと、つらいこと!!
そんなことを繰り返しながら、なんとかかんとか
活動していたある日。
「あまり親しくない知人」
「転職してから知り合った、面識の浅い人」ほど
実は、提案に対する反応がよく、
保険加入してくださる率も、高いことに気がつきます。
また、自分を本気で応援してくださる人が、
必ずしも「商品購入(保険加入)」という形で、
応援してくれるわけではない、ということにも目が開いていきます。
振り返ってみれば・・、決して「応援団=お客様」ではない。
むしろ。
「たまたま購入しようと思っていたから」
「近かったから」
「自分は好きではないが妻が(娘が)好きだったから」
など、浅い?理由で購入する方のほうが、人数が多いことに
気がついてくるのです。
また。
その割合も先ほどのお話と同じ。
まさしく某会社の専務さんが、おっしゃるように
「熱心に買ってくださる方の【倍】、
熱心でもないのに買ってくださる方がいる」
「買ってくださる方(熱心な方と、熱心でない方の両方)と同じぐらい、
『心から応援してくれてるケド、購入はしてくれない方』
がいらっしゃる」
そして、また。
自分の知人で一番多いのは、
「自分の商材に興味もないし、特に応援してくれるわけでもない」方だ、
という冷徹な事実・・・。
これ、【独・立】を考えている友人たちに、何人も何回も
話してみたところ、みんなが大~きくうなずいてくれましたので・・。
「ああ・・。
イチから新しい業界に飛び込んで独立を狙っているひとは
同じような体験をしているんだ・・」
と実感しました。
では。
この事実を踏まえて、ここからが本稿の「お題」。
【独・立】に伴い、生活を危険にさらすのは、ある程度覚悟ができた。
でも・・。
できるならば、売上見込みなどの「経営数字」の
「ぶれ幅」は減らしたい。
そういう方が、いたとします。
その方へ。
わたしを含め、独立経験者から贈るアドバイスは、ひとつです。