若者市場、を開拓する方法
2009/05/27
「手を伸ばしても温かくナイ人たち」を
識別して、外れていただかないといけないようです。
たとえば。
婦人服のことを知らない人に、
ストッキングが売れるはずはないですね。
でも、一度破たんした大手アパレルの某社は、
ストッキング部門の決裁者が、
すべて中年以上の男性だったそうです。
伸び悩みをきわめていたこのストッキング部門、
当時29歳の女性に決裁権を持たせて改革したら、大ブレイク!!
今では、稼ぎ頭だそうです。
たとえば。
自分が使用しているところを、
イメージできない商品を購入するはずはないですね。
でも、一度破たんの危機に瀕した大手自動車メーカーは、
「女性に乗ってもらいましょう!」と
掛け声だけ上げていましたが、
実際には、その会社のホームページには
一人の女性も出てきませんでした。
すべて男性の運転姿のみ。
青い目の改革者がやって来て
「なぜ、女性の姿がホームページにないのですか!?」
と詰問したところ、
中年以上の男性である役員たちは、ひとことも反論できなかった、
というのは自動車業界で有名な話だそうです。
そして、話をもとに戻すと。
オジサン達は、携帯でオンラインショッピングしません。
される方も、おられるのかもしれませんが、
私のまわりには、おられません。
理由!?
それは・・
「画面が小さいから」
「あんな小さいモン、信用できないよ」
というのが、ある人のお答。
そして、そんな人が新規事業の許可を出せるポジションを
占めているとしたら・・・?
その事業所が、30代以下の層にぴったりの企画書を
もらっても、その決済者は気がつけるかな・・・!?
「小さいから信用できない」人が、
「手を伸ばすと温かい」人たちに、
理屈以外の何を使って、マーケット分析するのかな!?
【結論】
じゃ~、どうしたら!?
まずは。
「感覚を共有できる人」を
決裁者に置く。
次に。
「どうやって販売するか」
考える。
この順番を守ることから始める必要が
ありそうです。
「手を伸ばしたら温かい」は理屈じゃない・・
だから、努力では身につかない。
その事実を、充分に見据えた上での、社内ポジショニング。
さらに「適材適所」の人材スカウトと、権限の移譲。
昔から言われていることですが、やはり
「モチや餅屋」なのかな、と・・。
身の回りで、「うまくいってる若者向けの販売業の社長さん」を
見て、つくずくながら、そう思うのです・・・。
追記
こないだの「スマイルおいてません。」と
違うこと、書いてない!?
と指摘を受けそうですが・・。
要は「適材、適所」ということ。
そして。
私たち30代前後で、「大きな感覚の差」が
生まれているぞ、ということです。
この話題、まだまだ続く予定です。