若者市場、を開拓する方法

あの頃、ヒッキー(宇多田ヒカル)に共感したハタチのOLは。
今頃、30代前半になっていることでしょう。
結婚して、子供を産んで。
そろそろ、マンションでも買おうかしら!?
と、そんな頃合いでしょう。

いわば「購買層の中核」
と呼ばれる世代になっているハズです。

メールの向こうにいるのは、カラダを持った生身のヒト。
電子のピコピコの向こうに、確かに恋人や友人の存在を、感じとれる。
そんな感性を持った世代が、購買の中核にいるのです。

「近頃はよ~。
 パソコンばかりで味気ないよ~。
 人間味がないよね~」

私の行きつけの「串カツ屋」の大将は、こう言ってボヤきます。
この方は、60代。

「そうね。いつまでも賃貸にいるのは、イヤだし。
 マンション買おうかしら。いっそ、家を建てようかしら」

この年代のミセスが30代。

あと、10年したら?
この二人は、「70代 と 40代」。

あと、20年したら??
この二人は、「80代 と 50代」。

仮に。
宇多田世代よりも下の層が、すべて「この身体感覚」を
もっている層だとしたら、どんどん、どんどん
「手を伸ばしたら温かい」人たちが、
社会の大勢を占めていきます。

メールの向こうにいるのは、カラダを持った生身のヒト。
だからこそ、小さい小さい携帯電話の画面を見続けて飽きない。

電子のピコピコの向こうに、確かに恋人や友人の存在を、感じとれる。
だからこそ、電車でいつまでもピコピコできる。

そんな人たちに
「あ!これエエじゃん! 買おうよ!」
と思ってもらうには!?

今までとは、違う工夫が必要なようです。
そのために、まずは・・・