若者市場、を開拓する方法

1115760_32142631-1

宇多田ヒカルさん・・・今さら言うまでもなく。

デビュー早々に、同世代の女性たちのハートをつかみ、
一躍スターダムにのし上がった天才シンガー。

その抜群の歌唱力や、大人びた風貌、そして
芸能人を母親に持つ毛並みの良さも、話題になりました。

じつは、私。
10年ほど前、入院するほど体調を崩してまして。

とにかくヒマでヒマで。
普段買わないようなCDも買いこんで、
自宅療養のときに聞いていたんです。

そして、その中のひとつに、宇多田さんのデビュー曲、
『Automatic』が、ありました。
売れていたことは知っていたので、
試しに買ってみようというわけです。

今は昔、の話ですが、
その頃、CDアルバムのジャケットを見て。
「なんや、10代のくせにずいぶん大人ぶった女の子だな!?」
と思ったことを覚えています。

そして・・・
じっくり聞いてみて、ビックリしました。

まずは!
外国人みたいな歌い方にビックリ!
次に!!
外国人みたいな英語の発音に二度ビックリ!!

歌唱力、語学力、ダンスのリズム。
どれを取っても、日本人離れしていました。
なるほど、これが「外国でも通用する」と言われる所以だな!?
などと、しきりに関心したものです。

それから、それから。
最後に「なるほど!!! これが売れる理由かーーー!!!」
と、ビックリしたことが一つ。

歌詞が・・・とても、とても、10代の女のコっぽい!!
好きだよ、会いたいよ。一緒にいれると嬉しいね♪
スキだったよ、でも別れようよ。とってもとっても淋しいね(泣)

「10代の女のコの世界観、恋愛観」を、
ひたすら表現している歌詞でした。
(少なくとも、27歳男子の私には、そう思えました)

なるほど!
コレかー!!

ルックスは大人っっぽく、まるでイケてる外国人のように。
歌唱力はホンモノで、サビの部分は英語でカッコよく。

でも。
あくまでも、書いてる歌詞は、
「もっともCDを買ってくれる層」である、
10代20代の女の子の心のうちを書きつらねていく・・・。

普段の恋の悩みも、ヒカルが歌えばカッコいい。
だったら、アタシもカッコいい。

男の子だって、10代は「そんな歌の聞き方」をするんだから。
まぁ、女の子だって、そういうの、あるわなぁ~・・・なんて。

そんな風に、多少の分析もかけながら?
聞き込んでいるうち、デビュー曲の『Automatic』に
「とんでもない表現」を見つけたんです・・・!!

MUSICO | 宇多田ヒカル – Automatic – 歌詞