若者市場、を開拓する方法

「手を伸ばしても温かくナイ人たち」を
識別して、外れていただかないといけないようです。

たとえば。

婦人服のことを知らない人に、
ストッキングが売れるはずはないですね。
でも、一度破たんした大手アパレルの某社は、
ストッキング部門の決裁者が、
すべて中年以上の男性だったそうです。

伸び悩みをきわめていたこのストッキング部門、
当時29歳の女性に決裁権を持たせて改革したら、大ブレイク!!
今では、稼ぎ頭だそうです。

たとえば。

自分が使用しているところを、
イメージできない商品を購入するはずはないですね。
でも、一度破たんの危機に瀕した大手自動車メーカーは、
「女性に乗ってもらいましょう!」と
掛け声だけ上げていましたが、
実際には、その会社のホームページには
一人の女性も出てきませんでした。
すべて男性の運転姿のみ。

青い目の改革者がやって来て
「なぜ、女性の姿がホームページにないのですか!?」
と詰問したところ、
中年以上の男性である役員たちは、ひとことも反論できなかった、
というのは自動車業界で有名な話だそうです。

そして、話をもとに戻すと。
オジサン達は、携帯でオンラインショッピングしません。
される方も、おられるのかもしれませんが、
私のまわりには、おられません。

理由!?
それは・・

「画面が小さいから」
「あんな小さいモン、信用できないよ」       

というのが、ある人のお答。

そして、そんな人が新規事業の許可を出せるポジションを
占めているとしたら・・・?

その事業所が、30代以下の層にぴったりの企画書を
もらっても、その決済者は気がつけるかな・・・!?

「小さいから信用できない」人が、
「手を伸ばすと温かい」人たちに、
理屈以外の何を使って、マーケット分析するのかな!?

【結論】

じゃ~、どうしたら!?

まずは。
「感覚を共有できる人」を
決裁者に置く。

次に。
「どうやって販売するか」
考える。

この順番を守ることから始める必要が
ありそうです。

「手を伸ばしたら温かい」は理屈じゃない・・
だから、努力では身につかない。

その事実を、充分に見据えた上での、社内ポジショニング。
さらに「適材適所」の人材スカウトと、権限の移譲。

昔から言われていることですが、やはり
「モチや餅屋」なのかな、と・・。

身の回りで、「うまくいってる若者向けの販売業の社長さん」を
見て、つくずくながら、そう思うのです・・・。

追記

こないだの「スマイルおいてません。」と
違うこと、書いてない!?

と指摘を受けそうですが・・。

要は「適材、適所」ということ。
そして。
私たち30代前後で、「大きな感覚の差」が
生まれているぞ、ということです。
この話題、まだまだ続く予定です。