スマイルおいてません。
2009/05/20
昔。
まだ、高度経済成長が、はじまってすぐの頃。
サラリーマンと言われる職業人たちは、自分の仕事に対しても、
そして、行きつけの喫茶店に対しても・・・厳しかった!
コーヒーを飲みに喫茶店に入って、そこに
「にこにこした、愛想のいい店員」がいようものなら!!
お前、なにをヘラヘラしているんだ!
と、
「常連客として、店主になりかわり」説教したそうです。
マスター。あの店員変えたほうがいいよ。
とも。
そうなんです。
昔は、笑って働くことは、悪でした。
信じられませんか!?
でも、本当にそうだったんです。
笑って働くな!
マジメにせぇ!!
それが「日本の接客」でした。
それが、70年代の「大阪万博」と前後して
『ミスタードーナツ』『マクドナルド』などが、
アメリカ式のマニュアル接客文化を導入。
「スマイル 0円」
に代表される、「ニコニコしたおもてなし」を
社是とする会社が増えてきました。
そして。
学生時代のアルバイトとして、
その「接客マニュアルで働いた人たちが、
やがて親になり、子供をつれてチェーン店におとずれ。
子供たちが、「その接客」を当然と思うまでになって、
日本に「ニコニコした接客」は定着しました。
(分岐点は、1985年前後、と言う方もいます。
そう・・・『バブル景気』『大量消費文化』の定着と
リンクしているのでしょうね・・。)