「不満」をなおせば「儲け」になる~後編~
2011/09/07
「商圏」が狭くなるなら、こちらから行こう!!
さて、先ほどまでの文章に関連して、
ちょっとだけ脱線を。
最近、何回も
「これからニッポンの高齢化が進むよ~。
今までの商売の見通しではダメだよ~。」
という趣旨の文章を書かせてもらいましたが・・・
これは、何回書いても、書き足りないぐらい大事なこと。
ある予測によると、今「約1億2000万人」いる日本人が、
20年後には「約1億人~1億1000万人」になりそうだ、
というのです!
20年後なんて、私はまだまだ現役で働いてますし、
自分の会社を維持・発展させていきたいですからね!
がんばってみたけど、お客が減ったからダメでした、
は通じない。
そこで、「人口の減少」と「高齢化」が、思っているより早く進む
このニッポンで、「商売人」として、逆風の中で
ビジネスに邁進していくことになる・・・ということになります。
そして。
それに加えて。
自社がターゲットとしているお客さんの住んでる範囲、を
「商圏」という・・・と思ってください。
これから・・・一部の商売では、ガンガン加速度をつけて
「商圏が狭く」なっていくそうです。
だって、人口が減っちゃえば、買い物に来る人が少なくなるわけだし!
しかも、お年寄りが増える、ということは、
足腰が弱い方が多くなるわけで、
遠くまで買い物に来てくれる可能性は、少なくなるわけだし!
(一番、そのことを真剣に考えているのは、
ドラッグストア業界だそうです。
そう・・・薬を必要としがちな高齢者さんの、
足腰が弱くなってしまったら、
「薬も買いに出てこれない」からですね!)
なんだか、八方ふさがりな感じさえ、
してきますね!!
で、そこで!!
先週・今週、書かせてもらった、
「大手の家電のいたらなさ」と「小回りのきいた少資本の高収益」の
お話に戻させてください。
いささか・・・
「駆け足」すぎる話の展開で、恐縮ですが。
- 現状の家電製品が、お年寄りのニーズを満たしていないこと
- 今後、人口は減っても、お年寄りは増えること
の二つを、両睨みで考えると
- 商圏を区切って、こちらから先方の家に行く
- 手間賃中心に、コストをかけずに「高収益」を目指す
というのは、派手さこそ無いものの、
実は、かなりすぐれたビジネスモデルなのでは??
と思ってしまいます。
これは、ホントに直感なのですが。
たぶん、それぞれの業界に、こういう
「地味だけど、今後さらに伸びそうな」
やり方が、あるのではないかな・・・
と思っているんです。
その、わかりやすい事例として、
家電業界のことを引き合いに出してみました。
どんなにクラい?
お話をしてみても。
私たちの商売は、明日も来年も続いていくわけですし!
せっかくするからには、儲けたいですし!!
今からの、この国に向いたやり方を、
みんなで考えたいな・・・と思っているんです!!
実は、この今週の記事で
セカンドステップは「100記事目」!!
ますます、実際的なブログとして
みなさんの独立・創業を応援していきますので、
今後とも、よろしくお願いしまーす!!
【付記】
文中の統計についてのデータは、
国立社会保障・人口問題研究所による
「日本の将来推計人口(平成18年12月推計) 」から
「表10-1総人口」を参照しました。
ご興味ある方は、一度覗いてみてください・・・。
が、が、愕然としまっせ!!
http://www.ipss.go.jp/