「リトルモンスター」のお話。
2009/05/13
ある日。
私は、なにげなく自宅でテレビを見ていました。
その内容は、バラエティ。
芸能人やスポーツ選手を呼んできて、
短期間でストリートダンスを覚えさせ、
発表させてみる。という「企画モノ」でした。
50代のコメディアンや、30代のプロレスラー。
たしか、20代のアイドルもいたような気がします。
みんなストリートダンスなんてしたことない!
っていう顔ぶればかり。
「ホントにできるんかいな!?」
と思ってみていたのですが・・・。
これが!
すごいの!!
みんな、寸暇を惜しんで練習するんです!!
コメディアンは、コントの本番前に。
レスラーは、試合前の楽屋裏で。
移動中、寝る前、グループレッスンの休憩時間。
ほんとに「一瞬もムダにしまい」と、練習!練習!
するとすごいもので、ホントに上達していくんですね。
見栄えはまぁ、そこそこですが(笑)
でも、はじめのころの
「リズム感の悪さ」「カラダの固さ」を見ていた視聴者は、
みるみる上達する「シロウトたち」にいつの間にか、肩入れして
「ガンバレー!!」と声援を送っていたと思います。
(わたしも、テレビバラエティの世界は、いわゆる「ヤラセ」が
あることは知ってます。でも、自分も体が固いからわかるのですが!
彼らの「カラダの固さ」は、間違いなく本物でした(笑))
そこで、コーチ役の著名なダンサー、
TRFのSAMさんがつぶやくのです。
「みんな、すごいね・・。」
弟子?たちの真摯な練習を見つめるSAMさんの
まなざしには、バラエティのお気楽ぶりなど、毛ほども
ありません。
そして、さらに。
こう付けくわえたのです。
「みんな、『努力の仕方』を知ってるんだね」