面接に受かる「かしこそうに見える話し方」があります。

もし、みなさんが【少子化】というお題を与えられて
ディスカッションすることになった、とします。

あなたの前の参加者が
「昨年生まれた子供が、戦後最小の100万人だそうですね。」
と、ちょっと知ったかぶり?をしたとしましょう。
ここで、自分も知ったかぶりをして・・・
別の知識をアピールしてみたら、どうなるでしょう。
例えば。
「高度成長期の入り口までは、むしろ人口の抑制が国の課題だったのに
 皮肉なものですね。」とか、なんとか。

すると。
お互い、言いたいことを言った、感は残りますが、
横から冷静に聞いていると、議論が全然深まっていません。
これでは・・二人とも面接に落ちてしまうかも、しれません。

(こういう「パッと聞くと議論だけど、実際には、それぞれが知識を
 アピールしているだけ」という会話は、
 実際のビジネスの場でも多いですね。。。)

むしろ、それよりも。

「昨年産まれた子供が、戦後最小の100万人だそうですね。」
と、トークの先手を打たれても、あわてず騒がず。

「戦後最小ですか!?(言いながら、小さくうなずく)」
とか
「100万人ですか!?(言いながら、相手の眼をみている)」
と、相手の最後のほうのコトバ(名詞、数字)を
疑問系で、返してみてください。

「え?そうなんですか!?」ではダメなんです。
必ず「え?***ですか?」と、『コトバ』を反復すること。
そして、疑問系で返すこと。
それから、相手の方のトークが長めであったとしても
「末尾のほうのコトバを反復する」という鉄則を忘れないこと。

そうすれば相手は。
自分が切り出したお話を、続ける必要があります。

もし・・・その方が、付け焼刃の知識でトークを切り出した場合。
「ええ、そうなんですよ。」までは言えても、それ以上続けるのは
難しいですね。相手の方の知識レベルがバレてしまいます。

その様子を、余裕をもって見守ってあげるのも
いいのではないでしょうか?
(ちょっとイジワルかな? 笑)

仮に、相手の方が知識が豊富であって、その後の会話もどんどん
続くようなら、しめたものです。この方法で会話する限り、お題が
よその方向に脱線しないので、議論が深まっていきますから・・・
決して、自分の印象も下がらない。