グイグイ成長していた会社に共通していたこと!!

  1. ナマイキな人材を見つける

    No.3は、社長の御用聞きではありません。
    会長の取り巻きでもありません。
    むしろ、そういう弊害を取り除いてくれる人です。

    ですので、「自分」をビシッと持った
    少々ナマイキな人がふさわしい。
    耳に痛い意見も言うが、一本芯があって
    判断のモノサシが客観的だ、というタイプ。

    御社の中で、そういう人材を見つけたら、
    心中でNo.3候補を見つけた、と思ってみてください。

  2. 役職につける

    なにも、いきなり役員にする必要はありません。
    店長、とか。
    販売ブロック統括、とか。
    会社によって、呼び方はさまざまですが、
    「一般社員よりもキミに期待しているよ。
     その代わり、責任をどんどん重くするよ。」
    というメッセージが伝わる職責につけてみるのです。

    たいていのNo.3候補は、ここで潰れるそうですよ!
    一般社員の時には、あんなに威勢がよかったのに・・・
    とガッカリすることも多いとか。

    でも・・・
    めげない、めげない。

  3. 時間をかける

    一番大切なことが、これだそうです。
    すぐに、うまくはいきません。
    最初にご紹介した「通信系の技術色の強い会社」では、
    十数年もかけたそうですよ!

    はじめから期待をしすぎると、せっかくの優秀な人材が
    つぶれてしまいますから・・・
    何回も失敗させる、というぐらいの度量が必要なようです。

  4. 経営者自身も、自分なりの「No.3観」を持つ

    ここで重要なのは「No.3が育ってきた頃」に
    どのタイミングで、どこまで権限委譲するのか
    自分の中でシュミレーションしておくことです。

    そうですね・・・
    例えば、「取締役部長」とか「関東ブロック長」とかいう
    肩書きを持った方が、一般的には「No.3」。

    今度、お取引先の名刺を改めて眺めなおして
    可能ならば、そういう観点の議論など(友好的に)
    してみるのも良いかもしれません。

    でないと・・・

    せっかく大きくしてきた会社をアイツに盗られてしまう・・・
    と、社長の猜疑心が膨らんでしまいます。
    渡せる権限は、どこまでか?
    最終的に「経営のバトンタッチ」まで考えているのか、
    そうでないのか?

    そのことを、心の奥深くで模索しておくわけです。
    いざ、というときにあわてないようにね・・・。