不況でも儲かってる会社の決算書~前編~

「スモール」かつ「ストロング」を目指す、
という選択肢を持つ

ここで、お話をもとに戻しますね。

世間で大雑把に「中小企業」と呼ばれている会社には。
「拡大志向」と「堅実志向」の2種類あって。

「堅実志向」の会社が、たまたま時流に乗ってしまって
成長を遂げているときには、ついうっかり経営者自身ですら、
「我が社は拡大志向である」と勘違いしてしまいがちになる。

でも。
そもそも「堅実志向」の社長さんは、「自社を拡大させるため」の
しっかりしたブレーンを、お持ちではありませんので・・・
誰もブレーキ役にならないまま、抜き差しならない泥沼に入って
しまうことが、多々ある。

(堅実路線と、拡大路線では、会社をハンドリングするための
 感覚が異なる。その「感覚」を持っていないブレーンだけが
 社長の周囲にいる、という状態のことです)

実際に、いろんな会社の「決算書」を見られる立場の、
筆者の意見として。

小資本で起業した場合、まずは
「スモール」かつ「ストロング」を目指す、
という選択肢を持つことが
とっても重要なのだ、と申し上げたい。

もちろん、それは「これからの日本」が少子化により、
購買層が長期間の減少する、ということとも関係します。

ですが、それ以上に。

「ついうっかり」業績が好調だった場合、
どんなに冷静に見える社長さんであっても、
アタマの中がハイになっている、という
動かしがたい事実を、問題にしています。

人間は、機械ではありません。

だから。
苦労の末に手に入れた果実ほど、
いつまでも手元にある、と思ってしまいがち。

でも。
それは、おそらく「幻想」。。。

そして、そんな中でも。

まずは固定費を抑え、
【手元に現金を残すことが大事だ】と
思案した社長さんが、おられるのも事実。

やみくもな拡大路線の対極にある、
「スモール」で「ストロング」な会社を
ご紹介することで、このデフレの時代の
勝ちパターンを、一緒に探していければ、と
思います。

この困難な時代を、ものともせず!
一緒に「儲けて」いきましょう!!