不況でも儲かってる会社の決算書~前編~

自分を取り巻いている人たちは、ビジネスでつながっている。
現場にいる銀行員は、もっとお金を融資したい。
取引先は、業績拡大を狙ってくれたほうが、自分の取引も増える。
みな、当たり前のように「利害関係」があるのですね。

だから、基本的には、
社長さんには「拡大路線」を走ってほしい。

そこで、ついつい「すごいですね!社長!拡大路線ですかぁ!」式の
ほめコトバを社長に向かって、言ってしまいがちです。

私。
この時期に判断を誤って、「それはそれは大変な状態」に
なってしまった会社の決算書を、何枚も見てまして・・・。

ああ、この時期に道を誤ったのだなぁ・・
と、決算書を見てわかることも多いのですが。
同時に「どうして誰も、社長を止めなかったのだろう?」
という疑問も湧いて出てしまいます。

とても残念なことに。このような会社は、
世間にはゴロゴロしているようなんです・・・

また。
そこまで極端な例ではなくても。

営業成績がいいから・・・と

*急にスタッフを増やす 
*急に店舗を拡大する・出店する

という会社は、要注意だと思います!!

特に、売上向上には直接結びつきにくい、
事務職系社員を急に増やす、とか。
東京を含めた、遠隔地への出店を、
急に計画しだしたりするとアブナイ!!

すぐに、経営危機などの重病になることは
少ないでしょうけれど・・・
でも「こんなハズじゃなかった」と
後日つぶやくことになる可能性は、「大」。