うまい酒なのに売れない・・・なぜ? という話。

今回のエピソードは、竹内謙礼さんという方がお書きになった、
『売上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』
という本の中から、見つけました。
(出版 日本経済新聞出版社 714円)

この本。
接客・営業・販売の「現場」で、「ごく普通のスタッフさん」が、
「すぐに」活用できるキャッチコピーの作成方法を、
たくさんたくさん例示してくれているので、大好きなのですが・・・

その中でも、特に注目した事例をご紹介させてください。

それは、高知県の繁華街にある、創作料理店でのお話。
積極的に、焼酎をおすすめしても、「ビール・日本酒」に
注文が、かたよってしまい・・
なかなか、「焼酎ください!」と言ってもらえないのが
お悩みのお店でした。

その中でも。

「この焼酎。フルーティーでおいしいのになぁ・・。
 とても、女性向けなのになぁ・・。
 さっぱり女性が頼んでくれないなぁ・・。」

という焼酎がありました。

そのお店では、やがて

「そうだ!
 この焼酎の、名前が悪いんだ!
 (お店でお酒の名前を勝手に変えるわけには、いかないから)
 お店側で、女性にオススメ!とか、フルーティーですよ!とか
 書けばいいんだ!」

となったそうです。

そして、メニュー表の横に
お店手作りのキャッチコピーを載せたそうです。

その実例が、これ。

「女性に絶対オススメ!
 **** ←お酒の名前です
 サッパリとしてとっても軽い味わい。
 名前はゴツゴツしていますが
 女性に優しい味わいです。」

じっさいに、キャッチコピーを載せてから、
女性のお客さんから、この焼酎の注文が入るようになり。
当初の目論見は達成できたそうなのですが・・・。

では?

味自体は、良く。
女性が好きそうなフルーティーなお酒なのに、
名前がダメなために売れていない・・・

それって・・・!?

どれだけ、マズいネーミングだったのだろう・・!?
って思いませんか!?

みなさん。
ぜひ、一度考えてみてください。

ネーミング一つで、売上げを下げていた
おいしい焼酎。

その名前とは!?

(あ、ちなみに。
 友人の経営する、焼酎をたくさん置いている居酒屋さんで
 この話をしたところ、お店の女性スタッフさんが
 名前を聞いて爆笑(!)していました。
 そらぁ~、その名前ならアタシらは飲まへんよォ~、と。。。)

さぁさぁ!
その名前とは!?