うまい酒なのに売れない・・・なぜ? という話。
2011/08/10
今回のエピソードは、竹内謙礼さんという方がお書きになった、
『売上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』
という本の中から、見つけました。
(出版 日本経済新聞出版社 714円)
この本。
接客・営業・販売の「現場」で、「ごく普通のスタッフさん」が、
「すぐに」活用できるキャッチコピーの作成方法を、
たくさんたくさん例示してくれているので、大好きなのですが・・・
その中でも、特に注目した事例をご紹介させてください。
それは、高知県の繁華街にある、創作料理店でのお話。
積極的に、焼酎をおすすめしても、「ビール・日本酒」に
注文が、かたよってしまい・・
なかなか、「焼酎ください!」と言ってもらえないのが
お悩みのお店でした。
その中でも。
「この焼酎。フルーティーでおいしいのになぁ・・。
とても、女性向けなのになぁ・・。
さっぱり女性が頼んでくれないなぁ・・。」
という焼酎がありました。
そのお店では、やがて
「そうだ!
この焼酎の、名前が悪いんだ!
(お店でお酒の名前を勝手に変えるわけには、いかないから)
お店側で、女性にオススメ!とか、フルーティーですよ!とか
書けばいいんだ!」
となったそうです。
そして、メニュー表の横に
お店手作りのキャッチコピーを載せたそうです。
その実例が、これ。
「女性に絶対オススメ!
**** ←お酒の名前です
サッパリとしてとっても軽い味わい。
名前はゴツゴツしていますが
女性に優しい味わいです。」
じっさいに、キャッチコピーを載せてから、
女性のお客さんから、この焼酎の注文が入るようになり。
当初の目論見は達成できたそうなのですが・・・。
では?
味自体は、良く。
女性が好きそうなフルーティーなお酒なのに、
名前がダメなために売れていない・・・
それって・・・!?
どれだけ、マズいネーミングだったのだろう・・!?
って思いませんか!?
みなさん。
ぜひ、一度考えてみてください。
ネーミング一つで、売上げを下げていた
おいしい焼酎。
その名前とは!?
(あ、ちなみに。
友人の経営する、焼酎をたくさん置いている居酒屋さんで
この話をしたところ、お店の女性スタッフさんが
名前を聞いて爆笑(!)していました。
そらぁ~、その名前ならアタシらは飲まへんよォ~、と。。。)
さぁさぁ!
その名前とは!?