「考える」販売が、売上をあげた!!

「節電→クールビズ」を想定できたか!?

震災直後に、です。

あくまでも、
「震災後、ただちに」。

うわ!
これは電力が不足しそうだ。

と、いうことは・・・!?
節電が必要だろう!?

と、いうことは・・・。
ヨシ!
クールビズ前倒し!!

を、想定できるか、ということです。

しかも、商品仕入れを必要とする商売であれば
社内を説得する必要もあります。
(在庫に応じて売り場面積を変更しないと
 いけないですからね!)

もし。
想定が失敗すると目も当てられません。

「自分の責任」を恐れて
よこからガミガミ言う上司がいれば
それも説得しないといけません。

日経ビジネスの記事をそのまま引用すれば

「同店は震災後、直ちに紳士服売り場の構成を変更。」

とあります。

このなにげない一行の奥に
皆が浮き足だっているときに
「業界の半年先を読みきった慧眼」と、
その方の意見を柔軟に導入できた
「やわらかい組織」の両方が隠れています。

すごいのは
「直ちに」
という一言でしょう。

街にACのコマーシャルが流れ。
「ありがとウサギ♪」
の歌があふれていた頃。

そんなことを考えていた人がいる。

残念ながら!!
私は、そこまでアタマが
まったく回りませんでした。

街の情報を集め。
「業界の半年先」を読む。

世の中には
すごい人がいます。

みなさんは、あの頃
この「スーパークールビズ」を
想定できたでしょうか?

そして。

もし、紳士服業界の社員さんだった、として。

上司・同僚に対して。
自分の直感を客観的なコトバに置き換えて。

「売り場面積の変更」を
最後まで説得できたでしょうか・・・!?

世の中には
すごい人がいますね。