「経営観」は、あっていますか?

このブログ。
会計のことをアレやコレや書き出すことが目的の
ページではありませんので、ここでは単純に、

  • 短期借入金:すぐに返済する銀行からの借り入れ。金利が安い。
  • 長期借入金:すぐに返済しなくていい銀行からの借り入れ。金利が高い。

と分けさせてください。

そうしますとですね・・・先程の税理士さん、
ホームページを読んでる社長さんや、経営指南してる顧問先企業さんに
「高い金利を払うべし!」
という指導をしている、ということになりますね。

どうしてわざわざ、そんな指導をしているのか、というと、
その税理士の先生の信念に基づくのだそうです。

社長は、じっくり経営のことを考えるのが仕事である。
しかるに、短いスパンで返済する借入金をたくさん抱えていると
社長がそれに追われて、じっくり考える【時間】がなくなる。
だから、多少高い金利を払っても、長期の借入金に借りなおして
返済にあわてずに済むようにして、
腰をすえて考える【時間】を確保するべきである

というのが、その信念。
な・る・ほ・ど~、でしょ!?

その先生の考え方でいくと。
多少の高い金利を払うのは、「時間を買うためのコスト」という
ことになり、「必要な経費」として適性な支出になるんでしょうね!

で、ですね。

私は、会計人(税理士や会計士)じゃないので、最終的に
このご意見が正しいか、どうか、わかりません。

でも、先程「この税理士に質問する社長サンは楽だろうなぁ~」と
思った、というのはですね。【アドバイスの根拠がハッキリしている】
からなんですね。

ホームページに、あれだけ何回も自分の理念の根拠を書く方は、
きっと税務相談の現場でも、
同じようにくりかえし説いているハズです。
そして、その税理士を頼る社長サンたちは、
その先生の考え方が好きで、経理を見てもらっているハズです。

(税理士の顧問先は、口コミ、つまりご紹介で増えることが多いので
 その意味でも、「その信念がスキ♡」という企業が集まりやすい)

聞くほうも、語るほうも、その意見の軸足がハッキリしている、
というのは、やりやすいだろうな、と思ったんです。