向こうのチャンスは、こちらにもチャンス!!

ちなみに。
値段は普通。味も普通でした。

それはつまり。
「大手チェーンのほうが安く、大手チェーンのほうが美味しい」
と、いうこと。

まず、その時点で「個人商店主」はハンデを
背負います。

お客さんから怒られない程度の味。
自分が修行時代に合格をもらえた味。
その程度では、昨今の「安くてウマい、そして有名」な
大手には勝てないのですが、この寿司屋の店主夫妻には
そういう【危機感】は無いようでした。
(少なくとも、そんな気配はお店にありませんでした)

で。

ポツンといる新規客(つまり、私)は、お茶と注文の品を
出した時点で店の中から消えたも同然。
店主夫妻は、あいかわらずカウンターの「超・常連」さんと
会話に夢中のようでした。

その内容は・・・

店主の奥様
「最近、ウチら車買い替えてん!?新車やでぇ♪」

お客
「へぇ!すごいやん。 二人のことやから、またガンガン
 値引きさせたんやろ!!(笑)」

店主・奥様同時に
「そらそうやん!!もうガンガンやで!!
 ウチら相手に甘い値引きは、許さへんがな!!
 ガッハッハ!!」

で、以下。
キャンキャン言うほど値引きさせたったわ、的な武勇伝が続きます。
それを聞いていた(聞かされていた?)筆者・湯浅はボソッと思います。

湯浅
「・・・。(アホやなぁ・・・)」