たかがメニュー。されどメニュー。

さらに、事例をもう一つだけ。

「タコガーリック」の横、(つまりドリンクメニューの下)には
「牛スジ肉ともやしの炒め物」とあり、
「ちょっと入手困難な牛のあごの部分のお肉を使っています。
 独特の食感が人気のヒミツ!!」とあって、その下には・・・
「(店名)の最強メニューで~す!」と。

その横に、存在を強調する赤い文字で
「ちょっと他にはないMENU 750円」。

このタイミングで、たたみこまれたら
言ってしまいそうです。。。
「あ!コレも。」ってね(笑)

おいおい!
さっき、メニューの表面には「人気ナンバーワン」って
別ものであったやん!「ナンバーワンと最強って違うのかよっ!?」
って、ツッコミしたくもなりますが、飲食店のメニューって
こういう「軽い雰囲気の表現」が、ぴったりなんだと思います。
お客さん、いちいち、さっきのメニューを覚えてないですからね~。

「タコガーリック」も「牛スジ肉ともやしの炒め物」も、
わざわざ他の食事メニューとは別に、ドリンクメニューの下にあります。
ドリンクメニュー欄は、必ず一度は目を通す場所。

この二つだけ別に表記されている、ということは
お客さんは「あ!これはホントに自信あるんだな」と思いますから
「決めるのに迷わなくてもいい」。

視線移動を計算したレイアウトで
「お客さんのメニュー決定を、手伝ってあげる」
仕組みになっているんです。