羅針盤は自分で探す。

独立しないこと

おお・・。
聞こえる、聞こえるぞ!
みなさんの「ふざけんな!」という、お叱りの声が!

でも、これ(↑)
言葉足らずではありますが、大真面目な表現なのです。

つまり、こういうことです。
【独立】を意識し始めたころから、アナタの気持ちのテンションは
とても大きくはずんでいきます。

どんなに普段は冷静な人でも、やはり心が大きくなって
「あれもやりたい!」「これもやれるわ!」と、期待に胸が
膨らんでいる状態です。

そこで、いったんブレーキをかけるのです。
もし、私が今のままのポジションにいて、起業しなければ
どんな人生を歩くだろうか?
私は満足しながら人生を終えられるだろうか・・・。
「独立をやめたつもり」で、
今後の人生をシミュレーションしてみるのです。

そうですね、できれば一週間は
そのまま空想を続けてほしい。

一週間、ということは、ひととおり総ての曜日を経験しますから。
月曜の朝も、金曜の夜も、土曜の趣味のお時間も。
すべて頭の中で、「もし・・・このままの生活が続けば満足か?」
反芻してほしいのです。

そうすれば。
自分が「何がイヤで会社を辞め」「何がしたくて開業するのか」
ちょっとだけ冷静に見えてきます。

私の経験でいくと。
前向きなワクワク感だけで、開業する人は少数派。
むしろ「今の会社のこういうところがガマンできない」
そして「実は前から、夢だった***をやってみたいと思っていた」
という形で、不満半分、希望半分で一歩を踏み出す人が多い。

その時に。
「自分は、どうして【独立】したいのか?」
の自問自答が中途半端な人が、起業後すぐにグラグラするように
思います。

そこで、まず引き返せるうちに
「独立やーめた!!」
と、自分にウソをついてみる。

そして。
「いや、やっぱりガマンならん。
 独立せずにはおられない!」
と感じてしまう理由を、冷静に書きとめてみる。

*自分のアイディアを世に問いたいか!?
*素敵なカフェを開きたいのか!?

では、

どうしてアイディア企業への「転職」ではダメなの!?
なぜ、素敵なカフェの「店長」では納得できないの!?

なんで。なんで。なんで?

自分をいじめてください。
感情を使って「考え抜いて」ください。
こんなことするの。
人生で、最初で最後の機会なのですから。

どうして・・・「転職」では、いけないの!?