ミライの声が聞こえる

ナンバー2を能力で決めない

無理な望みかも・・しれません。
スタッフさん、つまり「従業員」に
いきなり「経営者の一員になれ」と迫るのは。

腹をくくり、覚悟を決めて「経営」に挑む、
というのは、「能力ではない」からです。

従業員、とは読んで字のごとく
「誰かの判断に、
 従(したがって)業(シゴトをする)員(人)」
のこと。

「ミライの声」が聞こえることもなく。
革新的なアイディアをひねり出すこともありません。

彼・彼女らは、
「能力はあってもプレッシャーに耐えられない」
のです。

では。
純粋なスタッフ畑から、経営者に脱皮した人は
いないのか!?

います。たくさん。

ただし、それは能力を買われて抜擢された、
というケースは少ないようです。

むしろ、
「他の人がいやがって逃げた」
「状況的に自分がひきうけざるを得なかった」
という方がほとんど。

その中で、現場で自身の能力を高め
周囲の意見に耳を傾け、最終の決断に責任を持った。

つまり・・「逃げなかった」。

それは「能力」では
ありませんね。

「根性」とか「使命感」とか、
そういうもの。

つまりは・・・「性格」です。

組織のナンバー2に据えるなら、
逃げない人を。
組織のナンバー2に据えるなら、
裏切らない人、ウソをつかない人を。

そして、なによりも。
組織のナンバー2に据えるなら、
あなたが聞いた「ミライの声」を
信じてくれる人を。

ナンバー1が判断するべき大事と、
ナンバー2が処理すべき小事を明確にして。

ゆっくり、ゆっくりと、
「ミライの聞き方」を教えていけば
いいのではないでしょうか・・・!?

決して、決して。
ナンバー2を「能力」では決めないように・・・。

【組織のナンバー2】は性格で決まる!!