部下にはハッキリ示せ!!

今の自分の立場で、このエピソードを
振り返った時。

「これ、立派な組織論やん!」

と言ってしまうと言葉がすぎるでしょうか?

想定外のピンチにも動じず、「こっちだ!」と
「大きな声でハッキリと」指示を出すリーダー。

「耳を研ぎ澄まして」リーダーの指示を待ち、
「行動で」下の人間にリーダーの意図を伝える中間職。

自分が弱いことを自覚して、
直上の人間の指示に素直に従い、
ピンチを切り抜ける部下。

必要なのは。
普段からの信頼関係にもとづく、
「相手を先に助けようとする」精神。

繰り返しますが・・この事件。
楽しい「ハイキングの途中」に急に起こった事件です。

そんな「平時」にも、かかわらず「緊急」に指示を出せたお父さん。
きっと、このパパは、普段から家族に信頼されているのでしょう。
だからこそ、家族も「すぐに動けた」。

このお父さんに一瞬でも迷いがあれば・・・
「家族全員が無事」という奇跡は、おそらくなかった。
瞬間、「守るべきは、子供!」
本能のように思ったからこその、奇跡。

家族の話と、会社の話を一緒にするのは暴論だ・・
そうお叱りを受けることを百も承知で、載せてみました。

家族のエピソードなら、すぐに浮かぶことも
会社経営の現場では、迷うことも多々あると思います。

でも。

私が知っている「イケてる経営者」さんは、みな
個性と優先順位がハッキリしていました。

だから、部下が

「こんなことを社長は喜ぶ。
 こんな方法を社長は喜ばない。」

と、よく知っています。

結局・・。
あの「お父さん」と「お母さん」のように
社長と部下の優先順位が似てくるのです。

だから、普段からうまくいくし、
「緊急」の事態に対応しやすい。

いい組織に似た現象が多いのも、
きっと偶然ではないのでしょう・・。