銀行員は空気読む。

2. 社内で「鬼さがし」

まず結論からいきますね!
業績が伸び悩み、【融資】を受けにくい会社の典型のひとつは、
「部長さんたちが、みな、以前はトップセールスだった」
ような会社です。

もちろん、これは営業の部署でのたとえなので、
経理ならば「創業からの経理の神様」がいたり、
開発ならば「あの人は開発の鬼だね」なんて言われる
カリスマがいる会社です。

えっ!?

いいじゃん、「経理の神様」。
ダメなん、「開発の鬼」?

そう、ダメです。
少なくとも、そのコンサルタントが見てきた会社は、ダメでした。

なぜならば。
会社は、ひとつの部署だけで運営できないから、です。

ある会社の場合。
それぞれの部署の部長が、現場のたたきあげで部下を熱血指導。
商品知識も豊富で、実績とキャリアの両方で若手をよせつけませんでした。

ひとつひとつの部署のポテンシャルは、とても高いのに。
それぞれの売上を集めたところ、会社全体の売上は・・・「目標未達」!!

こんななか開催される「経営会議」は、いつも社長の
「なぜだ!なぜできないだ!!」
の怒号が響ます。

それに対する部長たちの答えは、いつも同じ。
「来期は・・・もっとガンバリます。」

毎日。
毎月。
毎年。

この繰り返し。

もし、みなさんが、
この会社の担当銀行員さんなら。

この会社の「売上目標」・・・信じます!?
大事なお金、貸しますか??