なんでノンバンク！？
2009/02/02
私が頼りにしてる公認会計士さん、
まだ３０代と若いのですが、かなり腕は確かです。
「うわスゴいな！」
と感心する点が、たくさんあるのですが
なかでもイイな、と思うのが
普段から自分の関心を広くもって、
たくさんの方と情報交換の手間を惜しまないところ！
そして「そういう方」には、「そういう人」が集まるもので、
この方の話には、よく「ヤリ手の若手」のエピソードが
出てきます。その中で、思わず【耳を疑う】ような
「融資の現場」の話を聞きました。
とある優秀なノンバンクの営業担当さんがいました。
新規の案件が結構あって、融資に関しても手際がいい。
ノンバンクといえば、一般の銀行融資よりも金利が高いところ。
ふだんは敬遠されがちな業種です。
「なぜこの人はスグ信用されるのだろう！？」
不思議に思って会計士さんが、
「どうやって、新規の社長さん（借り手）の信頼をつかむの？」
と率直な質問をぶつけたところ・・。
「いや～、簡単なコトっス！
【資金繰り表】を作ってあげると、みんな喜ぶんスよ♪」
「・・・。それだけ？？」
「まぁ・・結果としては、そうでスねぇ・・・。」
その会計士さんビックリです。
「資金繰り表」を作る・・会計士の目からみれば、「初歩の初歩」。
すでに誰もがしているだろう・・と思っていること。
でも、その「初歩の初歩」の作業をする時間さえないのが、
「中小企業と呼ばれる会社
を指揮している社長さんの現実なのでしょう。
そして、結果として、
ノンバンクの担当者さんレべルが作る
「資金繰り表・簡易版」をありがたがって
信用金庫、信用組合よりも高い金利の、
ノンバンクから融資を受けている。
これが、２００９年現在の、融資の「現場の一面」なのでしょう・・。
残念なことです。
本当に・・・
あと「ひと手間」加えるだけで、安い金利が待っているのに・・。
