「なぜ、できないの!?」は、相手を追い詰める。

ついつい、後輩を相手に

なぜ? なぜ? どうしてもっと早く気がつかなかったの!?

と、叱責を繰り返す私。

その頃の私は、周囲の方がハラハラと心配するほど、
きつい詰問ばかりを発していたそうです。
(なにしろ、言い訳を繰り返されるのが、大嫌いでしたから・・)

今から思い返すと。
言い訳を繰り返させていたのは、
私だったのかもしれません。

なにしろ、理詰めで人を詰問して、

なぜ、できないの? できたでしょ?

と逃げ場を無くさせれば、相手は

すみません、だって・・

と言うしかない。

論理的に「すみません、ムリでした。なぜならば・・」と
反論できる空気にはさせずに。
おい、論理的に反論してみろ、というのは酷な話です。

ざんげのつもりで書きますが。
その頃の私の詰問は、今思い返しても、相当ひどく。

メガネをしていた後輩が、泣いているのもかまわずに詰問。
もちろん、同時に質問のたびに顔を近付けていきますから、
私と後輩の距離は、どんどん近くなります。

真下を向いて、うつむいている後輩は、
メガネに涙をためているのですが。
でも、そんなことを気にする場合ではないので。

(商談が成立するか、しないか、それだけが大事ですから。。)

顔を上げろ、と当然言いますよね。
そうすると、メガネに貯まった涙が、バシャッと
シャワーのように下に落ちていきます。
でも、そんなことを気にしている場合ではないので。

(商談が成立するか、しないか、それだけが大事ですから。。。)

どうして、指示どおり行動しないのか、と詰問を続けました。

いやぁ。。。
当時を思い返して、書き出してみて。
今、自分で自分に引いてしまいます。。。
ひどいですね。。。