一発逆転には、準備が必要 ~完結編~

え!?
「その方」が、もしこのブログを読まれて、機嫌を損ねないか心配、
ですか!?

いやいや、本当は「その方」にこそ読んで欲しい・・。
と思っているのですが・・。
読んでもらえないだろうなぁ・・。

ただ、私が今、念頭において記事を書いている方のことを
そのまま文章にしてしまうと、さすがにそれはマズい。

ですので、ここからは
「ひとつの極端な事例」を創作しますので、
そのおつもりで読んでくださいね。

とある小料理店があるとします。
お客様に「わが店の良さ」を質問したところ、
「新鮮なお魚が種類が豊富にそろっている」ことだよ、と
お客様にヒントを頂きました。

で、さっそく、翌週から
カウンターショーケースの新鮮な魚を
倍に増やしてお客様を待ちました。
案の定、お客様は大喜び。
売上も、少しずつ上向いていきました。

ところが、ところが。
売上の金額は増えているにもかかわらず、
月末に帳面を〆てみると、手元に残っている現金が
むしろ前よりも減っている・・。

ね?
こんなこと、意味ないでしょ!?
(あくまでも、キャンペーン期間として
 割り切っているなら別ですが・・)

小料理屋さんのショーケースの鮮魚は、
お店によっては、半分を廃棄処理にします。
鮮度が命ですから・・。

その鮮魚の種類を倍にする!!
なんて、ますます廃棄処理を増やすことになるわけです。

(お魚が倍になっても、いきなり客足が
倍になることはないので)

これ、「そんなんウソやろ!?」ぐらい極端なケースに
思えるかもしれませんが、これに近いケースは
飲食店さんや、小売業界で、ちょこちょこ聞くお話です。

それぐらい「今の売上をどうにかして増やしたい!!」
という欲求は強いので、ふだん冷静な方でも
判断ミスをしてしまう、ということなのでしょう。。。