一発逆転には、準備が必要 ~前編~

足元の話題に戻しますとね。

私が、前職で所属していた、外資系の生命保険業界。
その、とある大阪支社。
なかなかに成績が良かった支社なのだそうですが、
そこの、当時の大阪支社長さんが、朝礼で率直に
語っておられたそうです。

この大阪支社は、法人(会社向け)の保険契約の実績が、
大きなボリュームを占めると思っていた。 
だから、そのような営業推進の施策をうっていた。
しかし、実際に仔細に営業集計を見ていると、実は
個人(ご家庭向け)の保険契約の実績が
大きなボリュームを占めていた。

この場合には、途中で方向転換できましたから。
極端に成績が下がることはなかった・・
と言いたいところなのですが。

逆に、今度は個人さん向けの推進がすすみすぎ、
翌年は「企業さんの大型契約」の不足に泣くことになりました。

確か、私が聞いた話では。
2006年は、会社内の支社間の競争で、
全国で、上から2番目。
2007年は、同じランキング争いで、
全国で、下から2番、だったそうです。

(あくまでも、私の記憶ですから、ちょっと違うかもしれませんが、
 大枠の傾向は、そんな感じで間違いなかった、と思います。)

2007年は、まだリーマン・ショック前。
極端に方向性を振る、ということの怖さを
身近で学んだお話でした。

さて・・。