一発逆転には、準備が必要 ~前編~

自社の良さを教えてもらえる

自社の良さ・・・
って、結構勘違いしているんです。

もし、これを読んで頂いているアナタが、
営業マン、あるいは、営業ウーマンであれば。

「自社の商品の最先端のテクノロジー」が
凄いから売れているのだ、とか。
「オレ(ワタシ)の誠意や、営業センスが素晴らしいから」
売れているのだ、とか。
いろいろ「思うところ」が、あると思うんですね。

ただ・・。

結構な確立で、その「思うところ」って
はずれているんですよ。

例えばね。
私の保険会社時代の「元・同僚」で、
生命保険の営業成績が非常に優秀な男性がいました。

かなりの理論派で。
今後の経済情勢がこう、金利の動向はこう。
というお話を自分なりに分析して、お客様向いて
噛み砕いて説明して。

で、常に成績優秀でした。

そこで、その彼の上司が、
営業マン本人にはナイショで。
最近ご契約されたばかりのお客様に
お電話してみたそうなんです。
ズバリ、なぜご契約してくださったんですか?と。

すると、その答えは・・ですね。

や、なんか一生懸命だったから

だったそうです。

・・。

・・・。

ま、ありそうなお話では、ありますね(笑)
(もちろん、実話です)

これは、営業マン、営業ウーマンだけではなく、
お店や、卸売り業でも起こりうること、だと思っています。

実際、私の周囲でも、
「お客様は、こういう理由で買っている
 (こういう理由で取引している)のに、
 社長自身が、そのポイントをまったく勘違いしている」
という事例を、2、3見たことがあります。

例えば。
ある業種のある会社。

社長さんは、自社の商品が売れているのは
「コンセプトがいいから」
と思ってる。

エンドユーザーの声は
「質感の割に、値段が安い」
のが美点だと評価してる。

これ、実話なのですが、
こうやって「単純化して」ならべて見ると
社長さんの把握と、実際の街の声が
ビミョ~ウに違うのがお分かりになりますか?

で、この会社。
この「ビミョ~ウ」な点を勘違いして過大投資。
現在も、苦しんでおられます。

なんていうか・・
怖いお話だと思いませんか!?