「がんばっているのに成績が出ていない」時に気にしておくと良いこと☆

一方の、クロージング。

これは、単なるお話の「締め」というわけでは、ありません。
「よし、買うよ!!」
という一言を言ってもらうための、具体的な促し、です。

え?
やっぱり難しい??

では、先ほどの例に戻りますと。

自動車の営業マンが、展示車を見せながら、
あれこれ、燃費やデザインについて説明をしているとしますね。
で、約束の30分が終わろうとしています。

そのときに。
よくない営業マンは、だらだらお話を続けますが、
私が実際に見てきた「できる方」は、違います。

お客さんの興味を引くだけ引いておいて・・。

「どうでしょう?
 来週の日曜になれば、この営業所にも
 この車の試乗車が巡回で来ています。
 一度、乗ってみてはいかがでしょうか?」

と、「クロージング」を仕掛けます。

なにも、「買ってください!!」だけが
クロージングでは、ありませんから。。。

「次の行動の促し」があれば、オッケー。

30分、しか時間がない場合には、
30分の範囲内で一番有効な「促し」をして、
すこしでも「買うよ!」の一言に接近していきます。


で、ここまで読んでいただいて。

「なんだ、アプローチとクロージングは
 商品の説明に関係ないじゃないか?」
と、ピン!!と来た方は、かなり営業の現場を
踏んでおられる方ではないでしょうか?

そうなんです。

商品の説明も、もちろん大事なんですが。
そもそも、アプローチがあって初めて
商談が始まるわけですし。

クロージングがあって初めて、
次のレベルの商談につなげていけるわけですし。

いくら「商品の説明」が上手でも(あるいは、人並みにできていても)
アプローチとクロージングが苦手ならば、
それを披露する機会がありません。

そして、これこそが
「あの人、世間話は上手なのにね~。
 成績は今ひとつよね~。」
なんて、言われちゃう理由・・・かもしれません。

(え? 辛口ですか?)

世間話も、商品の説明も。
すべては、アプローチとクロージングがあってこそ。

もし、「がんばっているのに成績が出ていない」
と悩んでいるのでありましたら。

一度、ご自分の普段の話法を点検されてみたら、
良い変化があるかもしれません。

きっと、自分でもビックリするほど、
アプローチを省いていたり。
(いきなり、商品説明)

クロージングが中途半端だったり。
(お客さんの返事があいまいなまま、説明を続行)

なんてこと。してるかも??
しれませんよ~。
ご点検くださいませ☆