お客さんを笑顔にすると、成約率が落ちる。

お客さんは、自分で考えたい。

いや、これ、筆者のホントの実感なんですが。

販売とか、営業の成績がよくなってきた方って、
「自分の【説明トーク】に自信を持ちすぎ」な方・・・多いんですよ(泣)
(たとえ、ご本人にそんなつもりがなくても・・です。)

考えてもみてください。

友人と喫茶店に行って。
アイスコーヒーにしようかな、アイスレモンティーにしようかな。
その程度の選択ならば、笑顔のままで悩んでいるかもしれません。

でも。
友人のカーナビ選びについていったとときには? どうでしょうか。
8万円のカーナビにしようかな。
いや、いっそローンを組んで、この15万円のものを・・。
そんなことを考えている友人の横顔は、とても真顔ではなかったですか?

そんなときに、

なぁ、オレはこっちがエエと思うけど!?

なんて語りかけようもんならば。

うるさいなぁ!今、考えてるねん!!
ついてきてもうといて悪いケド、しばらくそっとしといてやぁ。

なんて・・真顔で怒られたりして・・ね(笑)

(↑ すみません。筆者は生粋の関西人なので・・。)
  
真剣に「我が身銭で買い物をしようとしている人」には、
最終の選択場面では、他人の意見など「雑音」でしかありませんから(笑)

お友達の買い物に付き添いをしているときには、そういうことは、
なんとなく雰囲気でわかったり、ハッキリ言われて気が付いたり・・
ま、そういうものなのですが。

これが、ね。
「自分がセールスとして、購入を促す側」に、なったとたん!!

この、なんとなくわかってるはずの、
「高い買い物ほど、自分で決めたい」という
購買者側の心理を忘れてしまう営業マンが・・・
ほんまに多い(笑)

違いますよ。

もっかい、あえて言いますね。

違いますよ!!

お客さんは、あなたの素晴らしい営業トークに、
「感動して」
買う気になったわけではありません。

うん、これ前から欲しかったしな
うんうん、今、家にあるものは、もうだいぶ前から置いてるし、
そろそろ買い替え時期やしな・・うんうん。

 
と、「ご自分で、ご自分を」契約成立(購入)に向かって、
押し進めている途中なんです。

その中の要素のひとつに、

うんうん、この販売員さんも一生懸命に説明してくれたしな、
うんうん。

も、入っているでしょうけれど、決してそれが中心の要素だとは
考えないほうがいいと思いますねぇ・・。