「プラスの選択」は、同時に「マイナス」を生む。

実際の悩みは、複合的な問題を含んでいる

これ(↑)、当たり前ですよね(笑)

私たちの、普段の私生活の悩みは、
あれこれと色んな問題を含んでいます。

例えば・・・
頑張って一戸建ての家を買ったところ、
自宅の貯金が大きく減ってしまった。
すると、とたんに夫婦喧嘩が増えてしまった・・・とか。

一時的にせよ、貯金が減ったことは「なんとなしの不安」を生み出し。
そこに、引越しだ、転居後の新生活だ、と
慣れない作業にストレスがたまり。
知らないあいだに溜まっていた「互いへの不満」がドーン!と爆発・・・。
というお話は、家計簿診断のお仕事をしていた時期に、
結構耳にしたものです。

実はこれ「住宅ローンの有利な組み方」だけを考えて、
家を買おうとしていたら、予測できないトラブルなんです。。。
一般的な住宅ローンは、頭金を最初に多くいれるほど、
有利にローンが組めるから、ついつい、そうしてしまいがち。

だからこそ。
ご夫婦の性格をよく知っている、古くからの先輩・友人たちから
「あんまり頭金を入れると、子供の進学資金が急に不安に思えてくるぜ」
とか、気持ちの面も踏まえたアドバイスが必要になるわけなんですね。

つまり。
銀行ローンのセオリーを、あえて無視して、
手元になるべく貯金を残す、という資金計画を立てるのも
選択肢の中にあったほうがいい。

でも、これ。
銀行員さんが、そんなアドバイスをしてくれることは、稀でしょう。
だって、夫婦の問題に口を挟む形になりますし・・。
正直、そこまでの相談は、銀行員さんのお仕事の中に入ってない。

そこで、銀行員さんのお話を聞いた後で、
信用のおける「先に家を建てた友達」に、オマエは個人的にどう思う?
なんて聞いてみたりすることが、重要なわけですね。