社長さんの“相談相手”になる方法 ~その2~

私の友人・知人や、お客様に、和服関係の方が
何人か、おられます。

その方達は、業界に携わっている当事者の、自嘲を込めて、

和服は、斜陽産業なんかじゃやない。
現状は、もっとヒドい。もはや、衰退産業だ。。。

と、おっしゃいます。

もちろん、これは、業界人のブラックジョーク的な側面があるので。
そのままストレートに取ることはできませんが。。。
和服業界の「ある一面の真実」を、突いているのかもしれません。

また。

流通業の世界において、「卸売り」という業態は、近年。
「コストカットを狙った、製造直売の普及」や
「一般消費者へのネット通販の普及」に押されて、
苦戦しているよ、と私は聞いています。

(もちろん、業界の中には、業績堅調な会社さんも多いとは
 思いますが・・。あくまでも、私はそう聞いている、という話です。)

だから。。。
先ほどの日経に記載のあった「和服卸」というキーワードは、
筆者・湯浅の認識からすると、

よくない業界 × よくない業界

なワケです。

そして。
そうなると、もう一つのコトバが、がぜん引っかかってきます。
それが・・・「ジャスダック上場」。

ジャスダック、という株式市場は、
いわゆる新興市場です。

東証、や
大証、という株式市場に比較すると、
「経営計画」や「将来の収益性」を重視した、
上場審査をする、と聞いています。

(もちろん、東証や大証も厳密な経営計画の審査をしますが、
 新興市場に比較すると、企業の保有財産などの審査も重視する、
 と「聞いて」います。実際の正確なところまで、詳細に知っている
 わけではないですが・・。)

つまり。

よくない業界 × よくない業界

の会社が、「将来収益を重視する」新興市場のジャスダックに
承認されて、上場を果たしている・・・ってこと!?

そして、その会社が。
経営計画がうまくいかずに(本社ビルの売却から類推)、
事業計画を再編している・・・ってこと!?