確実な電話アポイントの取り方 ~後編~

さて、重症度の高い「商品を提案されるという行為自体がイヤ」
という理由によるアポイント・キャンセルの対策は、
また別の機会に取り上げたいと思います。

今週の記事で、対策を打ちたいのは、
「二つ目の理由」による、キャンセルです。

仕事が入った!
子供が熱を出した!

どちらも、
本当は「避けようと思えば、避けられる理由」です。

仕事なら・・・
あなたに会う、その時間をはずして
その方のお仕事のアポイントを入れてもらえば
済む話です。

育児なら・・・
あなたに会う、その時間に、
実家のお母さんや、育児仲間のママさんを
家に呼んでおいてもらえば、済む話です。

結局、その方は。
そこまでの準備をしてまでは、あなたに会いたくない、と
意思を示しておられるわけですね。

つまりは、あなたに会うことで
「時間が取られる = 他の仕事(育児)に割く時間が減る」
ことをイヤがっておられるのですが・・。

ここで、新米の営業さんは、
まるで自分が否定された、ような反応を示します。
(ああ、勘違い!)

「オマエは、そんなヤツだと思わなかった」
「アナタは、昔わたしが応援してあげたのに、
 今そんなこと言うの!?」

とか、なんとか。
直接ご本人に電話口で、こんなこと(↑)言う人もいましたし、
電話を切ったとたんに、
横の同僚に向かってグチる方もいましたねぇ(泣)

でも・・・ね。

もう一度、よ~くよ~く、
アポイントのお断りの理由を、思い出してみてください。

この方。
なんと言って断っておられますか・・!?

「今日はダメよ」

と言っておられる「だけ」ですよ・・・!?

結局、今日提案したいのは「あなた」。
だから、普通なら、なんてことない「お断り」が
とてもキツく響くんです。

せっかく、今日ご契約を決めてこようと思ったのに・・
とか、なんとか。

でも、よ~く考えて。
冷静になってみてください。

これ、ホントに対処は不可能でしたでしょうか?