店員さんが、仕事を楽しむお店は、なんだか明るい。

店員さんが、仕事を楽しむお店は、なんだか明るい。

さて。
ここからが、今日の本題です。

久しぶりに入った、その店で。
私は、ぐるっと店内を一周してみました。

資格を取るための本コーナーを、すぎて。。。
学生さん向け?の漫画コーナーを、すぎて。。。

そろそろ一周するぞ、というときに、
おもしろい陳列を見つけたんです。

そう。
それは・・・
こんな陳列でした(↓)

viewer-4

おわかりですね!?

そう、「漫画本の平積みコーナー」の中に、
サラッと「新書(教養系の本)」が、まぎれているのです。
(真ん中の小さい本が、そうです)

もちろん、偶然ではないでしょう。

固定概念でいくならば、「漫画(絵の本)」と「新書(文字の本)」は
同じコーナーに、あるべきではありません。

でも、ボクら「読み手」にとって、
そんなジャンル分けは・・・不要ですよね!?

むしろ、荒木飛呂彦(右手に積んである本の作者)を読んで
「おお!おもしろい」
と思った人が、再来店したとき。

「そうそう。このマンガ、楽しかったんだよね!
 へぇ・・・
 この新書。その作者が、どんな映画に興味をもっているか、を
 書いているのか・・。う~ん、買ってみるかぁ・・・。」

となる可能性は、あります。

当然、この新書を「本来の置き場所」である、
新書コーナーにも置いています。

でも、漫画コーナーに置いておけば、
もともとは、この新書を買わなかったはずの読者が
買っていってくれるかも、しれません。

これ、ちょっと大げさに書くと、
「販売チャンネルをひとつ増やす」
ということ。

本一冊が、売れたところで、そこでの売上げ金額は、しれたものです。
しかし。この「細かい積み重ね」が、毎月の売上げを底上げします。。。

それに、なにより。
仕掛けたことがヒットして、その棚から何冊か新書が売れたら・・・
働いていて、楽しくないでしょうか?

この「新書とマンガをならべて積む」という「ちょっとした仕掛け」が、
店長さんの仕業なのか、アルバイトさんの仕業なのかは、わかりませんが。

それが店長であれ、アルバイトであれ、
機械ではなく、人間が働いているのですから。
「やりがい」を感じて、フフフ(笑)と笑って?
働ける店作り、というのは、全体を明るくします。

そして・・・
それは。お客にも伝わるものです。

店員さんが、仕事を楽しむお店は、なんだか明るい。

もし・・・
証拠が見たければ。

兵庫県の尼崎市に行ってみてください。
そして。
「茶色いカラー」の私鉄に乗って。

競馬で有名な、とある駅の。
競馬場とは反対側。

280円均一の焼き鳥屋さんをすぎて、
左手の歯医者さんの奥にある、明るい雰囲気の
本屋さんに立ち寄ってみてください。

駅から徒歩一分
接客業の方は、参考になると思いますよ・・・(笑)