話法のヒントは「医者」に訊け!!

患者に聞き返す

今、私は何を言いました?

あるいは

この病気について、どのように理解されましたか?

と患者に質問してみると、意外にも
「話の一割も理解していなかったり」
「気になることが、医師と患者でまったく違うことだったり」
するのだそうです。
(おお!リアルだ!!)

この文章の中で、
執筆者の岡山市立市民病院・松本健五先生が挙げる、
「質問の効能」は2点。

  • より効果的で効率的な説明時間がもてる
  • ピンポイントに有効かつ重点的なお話ができる

となっています。

いや~。
なんとも「現場を踏んだ方」の文章です。

そして結果的に

  • 患者に質問することは、逆に患者が質問しやすい環境を作り出すことにつながるため、患者の理解度・満足度は増していくと思われる

と結びます。

ホントウに絵空事を書かない、
すばらしく現場主義のセンセイだなぁ!
と感心いたします。
(きっと、営業マンになっていても成功した人でしょう!)

そして、この松本医師。
文中の最後に、
「医師と患者の会話の一部」を誌上ロープレで公開してくれる、
という親切ぶりを発揮してくれるのです♪

なんとも・・・
「医師にしておくには惜しい」セールスむきの逸材ですね(笑)


この「患者(お客さん)に聞き返す」というテーマは、
深堀りが可能な「大テーマ」であるため、さらに自分自身で探究してから
みなさんに、再度ご提示しようと思います。

ここは、ひとまず。
大先輩?である、松本医師による誌上ロープレの会話を、
引用させていただいて、みなさんのヒントになれば、と願います。

それは、このような会話でした・・

医師 これこれの理由でこのような手術が必要になると思いますが・・・・
患者 手術してください
医師 なぜ手術が必要で、どのような手術をすると言いましたかねー?
患者 え???