すぐにアポイントを取る、ということ(実践編)

その新人さん。
すごく喜んでくれまして。

いや、なんだか、少しわかった気がします!!

と、興奮ぎみでした。

実際には、このレクチャーは、身振り手振りを交えて
結構長い時間を取りましたので、最後には
すっかり遅い時間になってしまいまして。。。

その新人さん。
遠方から電車通勤している、ということで
私に御礼を述べたあと、ダッシュで帰っていきました。

で、彼が偉かったのは、その後。

なんと、終電を逃してしまった彼は、
たまたま乗ったタクシーの中で、その運転手さんに、
生命保険の大切さをアプローチしたそうなんです。

見ず知らずのタクシーの運転手さんに、ですよ!

そして、見事に面談のお約束をとって、
次の日に会おう、ということになったそうなんです。
(すごいでしょ!?)

結局、会社の固定電話に「お断り」のお電話がかかってきまして・・・
その話は、流れてしまったのですが、私はむしろ、そこで彼をほめました。

まず、きちんと名刺を渡していた、ということ。
当然、そこには「**生命」という会社名が入っています。

なにか他の用事にかこつけて、お約束をして
まるでだまし討ちのように商談を持ちかける人がまれにいますが、
彼は、決してそんなことはしませんでした。

また、面談アポイントのキャンセルの
電話が来たこともいい。

これは、相手の方が、きちんと商談のお約束だ、と
思っていてくれた、ということ。
タクシーの運転手さんから見て、「知らないセールスマン」の彼を
待ちぼうけさせてはいけない、と気を遣わせたということは、
昨晩、誠実な態度でお話した、ということですよね。

私は、その「しょげかえってる新人さん」を、
めちゃめちゃ褒めたことを覚えています。
立派ですよ、と☆


先週、私は。

営業テクニック系のお話として聞いた
「ちょっとイイ話」
は、すぐに使ってみないとダメですよ~
と、書きました。

で、その「すぐに使う」というのは
このレベルのスピード感を持って行動に移すことを
言うのだと思っています。

よし!ラッキー!
電車がなくなったから、タクシーの運転手さんに
話してみよう・・・

そのスピード感が持てるか、どうか。

ちょっとしたフィーリングの
「合う、合わない」で成績がアップ・ダウンしがちな
自動車、保険、化粧品、不動産などの「家庭用商材」を
ご提案されているセールスパーソンの方は、特に。

先輩から聞いた「イイ話」の消化スピードが、
生命線ですから。。。

この「新人さん」のエピソード。
覚えていただければ幸いです☆