「売り上げ イコール 会社の勢い」を疑え。

「売り上げ イコール 会社の勢い」を疑え。

世間から見て、お店が増えることはカッコいいこと。
でも、それは経営の実態を表していないことがある、という事実。
これは、意外と盲点なのではないでしょうか??

また・・・他にも!

製造業の在庫管理のお話や、
不動産業の大規模(すぎる)開発のお話などなど・・・
お伝えしたいことはいっぱいあるのですが、
今日は、チラッとさわりの部分だけ☆

在庫管理(地味な作業です)を、おろそかにした小売業や、
製造業は、自社の「本当の利益率」を自覚できないまま、
目の前の納品の締め切りに追われて、追われて・・・。

「フタを空けたら、赤字だった!!」という事態を起してしまいがち。
これなどは、実は世間では結構あることのようですヨ。

不動産開発も、大規模なほうがカッコいいでしょう?
街ひとつ、郊外にまるごと作ってしまう大規模開発・・・
なんて、男のロマンですよね?

でも・・・。
入居を募集するころには、すっかり市場は冷え込んで・・・
なんて。バブル期の頃と変わらないスタイルの倒産は、
まだまだ平成の世の中でも多いようです。

カッコいいこと(新規の出店や、大規模すぎる開発など)は、
すべて、売上に直結しています。。。

お店が増えると、会社全体で売った商品の、
合計の金額は、上がりますもんね☆

カッコ悪いこと、地味なこと
(在庫の管理や、人件費や家賃の削減など)は、
利益には直結しますが、売上(どれだけ商品が売れたか)には、
まったく結びつきません。むしろ、売上を下げる効果さえあります。。。

お店を減らしたり、バイトの人数減らしたりすると、
会社全体で売った商品の、合計の金額は、下がりがちですもんね・・。
在庫の管理も、点検作業じたいは、新しい販売には結びつかないし・・。

だから!!
世間から、あるいは、一般社員からすると。

「売上が上がるっぽい」ことを熱心にしてる会社は、
カッコよくて儲かってそう!!
「売上が下がるっぽい」ことを努力してる会社は、
地味で儲かってなさそう!!

ってなるんですね。

そして、ここからが今日の結論なのですが・・。

なんと!!
社長さん自身も、そう思ってしまう部分があるんです!!
(ウソみたいでしょ?)

それは・・・また来週書きますね(笑)


またもや、「寸止め」☆
今日のところは、ここでオシマイです。

なぜならば、
「カッコいい会社ほど、経営の中身が危ない、ということもある」
という事実を、会計面からもお伝えしたかったので、
あえてここで文章を切らせてください。

あのお店、もう2号店出すんやて!?
うそ・・・。
カッコいいなぁ!!

から。

あのお店、もう2号店出すんやて!?
おっとっと・・・。
大丈夫かいな!?

という判断基準のモノサシが、皆さんの中に芽生えたら。
今週の記事は、目的達成ですから☆☆

皆さんの、お役に立てたでしょうか・・!?