「売り上げ イコール 会社の勢い」を疑え。

そう。

なんていうか。
地味・・というか。カッコ悪い、というか。
そういう作業を怠った会社、という気がします。
(すみません、少し辛口です)

例えば、流通業。
スーパーマーケットを例に取りましょう。

これは、関西の田舎で、7~8店舗を経営していた
スーパーマーケットの元・社長さんから、直接聞いた実話なのですが・・

なんでも。
スーパーの「新規オープンでお客がたくさん来る」時期は、
2年ぐらいが限度なのだとか。
それを越えると、なんとな~くお店を古く感じてきて
お客さんの足が、鈍くなる。

でも、仕入れのために、毎日、毎日、毎日・・・
新鮮素材を仕入れないといけない。

客足が鈍い → 現金が入らない → 
新鮮な食材が入らない(他の業者との仕入れ競争に負ける)
→ ますます、客足が鈍い・・・

という、悪循環に入りそうになります。

そこで、少し無理をして(借金をして)
お店を改装して、リニューアル・オープンしたり、
近くに、2号店、3号店を作って、
そこの「新規オープン効果」の売上入金で、
1号店・2号店・3号店の食材を、まとめて安く仕入れる・・・
なんて「綱渡り」を続けるわけなんです。

ね・・。

皆さん。

地元のスーパーが、オープンして3年目で、
次々と店舗を出店していたら、

うわぁ・・・
アソコすごいなぁ!
勢いあるなぁ!

儲かっているんだなぁ!!

って、思っていませんでした!?

現実には、その逆。

地元のスーパーが、オープンして3年目で、
次々と店舗を出店していたら・・・

うわぁ・・・
アソコ大変やなぁ!
キャッシュが足らへんのかなぁ!

経営が、しんどいんかなぁ!!

っていう場合も、あるんです(泣)

そして。
「借り入れの返済は、経費で落ちない」ですから、
帳面の上では儲かっている。でも、実態は「綱渡り」という
状態のときに・・・

ご近所に、イトー○―カドーや、ビブ○、マイ○ル・サティが、
ドドーンとオープン!!
ってことになると・・・!?

そう。
「去年は(帳簿上)黒字、今年いきなり倒産」が
現実味を帯びてきますよね・・・!?