朝の7時半には、メニュー模型を陳列する
2013/04/03
お客を待たせない工夫をする
さて。
ここでもう一つ。
付け加えたい要素があります。
このお店。
お料理は、手ごろなお値段で、ボリュームたっぷり。
混雑していても、お料理がサッと出てくるので、
待つことでイライラすることも、ほとんど無いんです。
なぜか!?
ここからは、私の推論なのですが。
たぶん。
「メニューの数が、あんまり多くないから」だと思います。
実は営業上、メニューの数が少ない、というのは
本当に良いことだらけ!!
まず。
なれた食材を使うことが多くなりますから、
調理に時間がかかりにくいし、仕込みもラクになります。
つまり、お客さんを待たせることが少なくなる。
お客さんを待たせることが少ないと、
(注文した料理が来ない!と怒られる役の)ホール係と、
(忙しい中で手間のかかる調理をこなす役の)厨房係が、
ケンカすることも少なくなるから、お店の雰囲気も悪くなりにくいし☆
「仕入れの品目を限定することで、食材の廃棄を極力防ぐ」
ことができて、
「その結果、原材料費を適正値に維持する」
ことが可能になります。
ですので、会計の上からも
「良いものを安く提供し続けられる」ことが楽になる☆
そこのお店の「メニュー表」を
よく見ると、「料理にこだわりあり!」ということで、
料理のお写真が、でかでかと大きく載っていますが、
ひょっとしたらこれは、品目が少ないことをカバーする
意味合いもあるのかな・・・?
なんて・・・ね(笑)
でも、それで
「お店の雰囲気がよくて、
お客が料理を待たず、
安くて美味なものが食べられる」
ならば、こんないいことはありません!!
よいお店が、ただ単に「今年・来年よいお店である」だけでなく
5年・10年と『よいお店であり続けられる』ためには、
「営業上の工夫」
(たとえば・・・朝7時半にはメニューを出す)
と
「スタッフ育成の工夫」
(たとえば・・・寒くても笑顔で声かけする)
だけではなく。
「会計上の工夫」
(たとえば・・・メニューを限定することで廃棄を少なくする)
まで、視野に入れる必要がある、と思うのです。
いかがでしょう?
少しは、お役に立てたでしょうか?