社員の声を殺すな!!

え~、私が思いますに。
人の話を聞くときには、厳守するべき
「三か条」があるように思います。

とくに大事な話ほど、
「この聞き方をしたほうが、相手の方がココロを開くよ」
という「三か条」。

思いつくままに書いてみますとね・・・

なにかトラブル等があり、部下が内心で退職を考えている・・・
という事態になっている、と仮定しますね。
社長であるあなたは、一刻も早く社内の統制を取りなおして
事態を収拾したい(そして、売上げ向上に結びつく業務に集中したい)
と思うでしょう。

しかし、先週の記事でも書きましたように。
最近の若い人は、本当にデリケート。

「やる気はあるけど、すぐブレる」
「自分の内心の思いを、わかってほしい」

という人が多いですから・・・

ここで対処を間違えると、
第二、第三の「その人みたいな退職者」を
出すことにも、なりかねません。

そこで、「ここは手間暇かけて、冷静に対処しよう」
と、あなたが思ったとしましょう。

その場合に、とるべき行動は・・・
下記の三つになるはずです。

  1. 部下が自分から話し出すまで
    「話してみろよ」と催促しない。
    (ただし、話しやすい環境はこちらが作る)
  2. いったん話し出したら、
    決して話の腰を折らない。結論を急がせない。
    ひたすら・・・聞ききる。
  3. 話し終わったら、先輩ぶらず、評論家ぶらずに
    問題解決の方法を一緒になって考える。
    その際には、一人でがんばって問題を抱えてきたことへの
    ねぎらいの言葉を忘れずに・・・。

ここまでが、最低限守るべき
「三か条」です。

どうです?
体力と根気が必要そうでしょう(笑)

あとは、「もし可能ならば、これも守ってほしい」
という「四か条め」として

  1. 安易に「わかるよ、わかる」と言わない。

も、挙げておきますね。

悩みを抱え込んでる人の気持ちは、
矛盾しているもの。

安易に「わかる、わかる」を連発する
「自称・いい人」の相談者を嫌悪したことのある人が
世間では多いようです。

なかなか難しいですが・・・
ご注意を!!