話し方教室~緊張したときの対処法~
2009/07/08
前へ出ろ
緊張したら。
一歩前へ出てみるのです。
つまり。
「相手との距離を近くする」のです。
これは、非常に重要。
緊張したら、どうしても声が小さくなります。
しかも、微妙に震え気味。
だからこそ。
それを利用してみるのです。
想像してみてください。
一生けん命に、しゃべってる相手が真近にいます。
がんばって話しています。
よく聞くと、かすかに声も震えています。
でも、自分と話しをするために、
ずいぶん下準備をしてきてくれたことがわかります。
こういう相手(↑)の話を・・いっさい無視できますか!?
まず、たいていの方は「いい人」です。
無視できません。
そして
「声が震えてる」→「それだけ一生けん命なんだね」
「顔が近い」 →「なんとか伝えようと頑張っているんだね」
「顔が真っ赤だ」→「真剣に取り組むから、そうなるんだね」
と、好意的に受け取ってくれるようになります。
これ、『距離が遠い』とダメなんです。
「緊張して固くなってる肩」が相手にクッキリ見えて、
「あるかなしかの声の震え」が相手に聞こえないと・・・
ただの「下手くそなプレゼン」で終わっちゃう可能性が高いんです。
どんなことをしても、自社のすべてをお伝えしたい!
そういう商談・・・ありますよね!?
そういうときには、四の五の言わずに「前へ出る」
大きな会場ならば、限界まで客席に近く。
小さなテーブルならば、ほんの少し、身を乗り出して。
人間どうしには、ミラー効果(*)が働くので
お客様が話し手に近づいてくることも想定して・・・
近づくならば
ちょっとずつ・・・ちょっとずつ・・・
緊張は、自分でほどけません。
ならば、それを「武器」にしてしまいましょう。
【緊張したら、前へ出ろ】
* ミラー効果:目の前にいる相手のしぐさを鏡で写したようにまねをしてしまうこと。