銀行は生き物

2. 「いくら出せそうですか??」

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ところで。話をガラッと変えて。

私の今までの自己紹介ネタと、
今回のタイトル【銀行は生き物】で、
カンのよい方なら
もうピーンと来てるのではないしょうか?

そうです。これ、
社長さんが銀行さんと面談するとき」の
例え話・極端バージョン」なんです。

例え話は極端なほど、言いたいことが伝わりやすい。
そう信じているので、
いささかオーバーに違いが出るように書きました。

ただ。
今回の話にも、ちゃんと実例があるんです。

ある銀行員さんと社長さんの打ち合わせ。
銀行員さんが、社長さんに聞いたそうです。

「社長、この勘定科目明細の中の『貸付金明細』にある、
 『その他』って、具体的に何ですか?」

「ああ、それね・・・。う~んとね・・・。
 ええ・・。ま、会計事務所に聞いてみますわ。」

「(銀行員)・・・。」

こういう会話、こういうやりとりが続いた後で。
この社長が言いました。

「で!?いくら出せそうですか??」

う~ん・・。
この社長さんのお気持ちも、わかるのですが。
この会話と、年に一回こっきりの決算資料で。

お金を出そう、
(満額融資できるかどうか、微妙な線だけど)
この会社の力になりたいから、
少なくても審査部相手にねばってみよう!
銀行員さんが、そう思うかな??

現場の行員さんは、数字、数字に追われて、
膨大な数の関与先をかかえてる。
その中で「よし、ここだけは『特に』がんばろう!
そう思ってもらえる風に、ウチは成れているのかな・・?