どうして「町の社長さん」は、借金をするのか!? ~前編~

え?
でも、そんなの、「今までの商売の利益」があるから、
その一ヶ月分を予定しておけば、しのげるんじゃないの?
と、お考えのアナタ。

そう、そのとおりなんです・・理屈では。

でも、実際には「すべての商品が売れるわけではない」し、
「売れたとしても、定価で売れたとは限らない」から・・・

予想どおりの入金が、いつもあるわけじゃないんです。
でも、業者さんにお支払いする金額は、もう決定してますからね(泣)

なので、なかなか「その一か月分」を
通常の資金計算以外の「余裕枠」として貯めておくのは、
難しい。

そして、この「一か月分」。

商売が順調に「拡大すればするほど」
金額がでか~くなっていくんですヨ!!
(仕入れの量が増えていきますからね!)

10万円の不足は、笑っていられる。
でも、
100万円は?
1000万円なら??

1・・・億円なら?

ね?
怖いでしょ!?

まさに!!

これこそが、「社長さんが借金に踏み切る理由」の
一つ。

あ!どうしよう!
商売が順調にうまくいっている!
「だから」お金が足りない!!

という時期の不足分を事前に見越しておいて、その分だけ
銀行などから、借りておくんですね。
そうすることで、安心して「よい商材を、他社に先駆けて」仕入れることが
可能になります。


まず、今週の記事では

「なるほど!!
 借金している会社って。
 儲かってないからお金を借りてるのか、と思ってたけど・・・
 逆なんだな。
 うまくいっていても、借金って必要になるんだな。」

という点を、
ご理解していただこうと書きました。

来週の記事では
「では、どうすれば、もっと安心して
 (お金の心配をあんまりせずに)社長が仕入れなどの
 本業に集中できるようになるのか」
その考え方をご紹介していきますよー。

そのときに、先ほど書きました
フクザツで漢字ばかりの公式?を、丁寧に分解していきます。

皆さんが、先ほどお感じになったであろう、
唐突な「なんじゃこりゃ感」は、
社長さんたちが感じてきた、資金繰りの勉強なんて大嫌い、という
感覚と似ていると思いますので・・。

あえて、あのぶっきらぼうな式を
そのまんま書かせてもらいました。

よろしければ、その「違和感」を大事にしていただいて
来週の記事も読んでもらえれば幸いです。

では、また来週・・。