伸びる会社が、伸びる前からやっていたこと。

先週の記事を書き終えてから、少し気になって
久しぶりに、その会社のホームページを覗いてみたところ・・・
「ああ・・・
 やはりこの会社は“特別”だな・・。」
と思うことが書いてあり、
それが、今回の原稿のテーマにつながりますので
ご紹介しますね。

そのホームページには「会社の基本理念」が掲示されているのですが。
覗いてみると、そのすぐ次のページに
「社員さんそれそれが、この基本理念をどうとらえたか?」
という記事が、掲載してありました。

これ・・・
実は、すごいことです。

何行かある「会社の経営理念」を一行ごとに、ていねいに。
自分以外の社員さんは、どのように見ているのか、
開示してあるのですから。

数年前のあの日。
社員どうしの情報開示に取り組んでいた朝礼の風景を思い出し、
「この会社は、(あの頃からずっと)
 一貫した情報開示策をとっているのだなぁ・・」
と感じ入ったのです。。。

ここで、いったん逆の例をお伝えしますとね。
経営者の勉強会に行くと、よく
「会社の基本理念が大切です!
 しっかりとした基本理念を作りましょう!
 それをもとにした経営に邁進しましょう!!」
ということを言われることが多いのですが・・・

その勉強会で決まって出る質問が
「せっかく作った理念が、社員に浸透しません。
 どうしたらいいんですか?」
なんですね。

笛吹けど、踊らず。

社長がいくら「理念」を「作って」みせても、
社員は、ちゃん~と見てますからね。
「要は売り上げあげてこいっ、て話だろ。
 ハイハイ、わかってますよ・・・。
 理念だ何だって、そんな遠まわしに言わなくても
 やることやりますって・・。」
という反応になってしまうようです。。。